exhibition

Gallery infomation vol.22

「日本の漆」—南部・秀衡・浄法寺を中心に
 
【会期】2013年1月10日~3月24日
    10:00-17:00(入館16:30迄)
    休館日:月曜日(祝休日は開館、翌平日休館)
【入館料】一般1,000円/大学生500円/中小生200円
【場所】日本民藝館 http://www.mingeikan.or.jp/

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


漆絵柏文瓶子 室町時代 16世紀
 
みなさん、こんにちは。副手の安です。
 
1年生は進級テスト、卒業年度生は卒業テストと、お疲れ様でした!あと少しで2012年度も終わり。

みなさんにとって充実で思い出たくさんの1年になったら良いと思います。
 
さて、みなさんは「古いもの」はお好きですか?ものづくりをしている人にとって、「新しいもの」

や感覚はとても大事だと思いますが、それと同じぐらい、「古いもの」から得ることも沢山あります。

私はどちらかというと、「古いもの」を見たときにワクワクしたり、感動したりする気がします。

今よりも何百年、何千年の前に、どうやってこういうものを作ったんだろう、と感動してしまいます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

今回は渋谷のすぐ近く、京王井の頭線の駒場東大前駅にある、「日本民藝館」へ行ってまいりました。

目当ては1月10日より始まっている、「日本の漆」という特別展です。昨年12月に冬ゼミで漆の講義の

アシスタントをやらせていただいたので、昔からの技法である漆を使った工芸品にも興味が出てきたのです。

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


「漆」の工芸品といえばお椀や重箱、お盆などに赤と黒の漆を塗ったもの(よく貝殻や金箔などが漆の上

に貼られていたりもしますね)が頭に浮かびますが、この展示ではそれ以外にも「漆絵(うるしえ)」が使わ

れた工芸品が沢山展示されていました。南部地方(ほぼ現在の岩手県)を産地とする南部、秀衡(ひでひら)、

浄法寺(じょうぼうじ)の椀類は「漆絵」がよく使われています。それらは「秀衡椀(ひでひらわん)」と呼ばれ

朱漆と切迫による模様が特徴で豊かな形をもつ名椀と称賛されているそうです。他にも、東北地方で「酒上

(ひあげ)」と呼ばれた片口型の酒器や、神前に酒を供えるための瓶子、北海道の先住民であるアイヌが使って

いた祭器、また、中国の影響を受け独自の技法を発展させた沖縄の琉球漆器など、室町時代から18世紀江戸

時代までの漆工芸品が数多く展示されています。時代別の変化を楽しみながら見るのも面白いかったです。
 
私が昔のものに惹かれるのは、もちろん時間が経過した物理的な変化による渋さ、美しさもありますが、もう

ひとつはそのものが生きていた時代の人々の生活を少し共有できるからかもしれません。あの時代の人らは、

この時代の人らは、そして同じ時代の他の国の人々は、とひとつのものから無限に想像が広がるからだと思

います。
 
初めて訪れた「日本民藝館」はとても雰囲気のある日本家屋で、ずーっと居られる気がしました。

とても落ち着く場所でした。特別展である「日本の漆」以外にも、常設展として「古人形の美」や「日本の染織」

など、他の工芸品もたくさん展示してありました。

今回の展示は3月24日までと、かなり長い間やっていますので、少しあったかくなったら、ぜひ日本民藝館へ

お出かけしてみてください。


 
*すべての画像は展示会パンフレットより
(日本民藝館の外観の写真を除く)
 
【日本民藝館】

東京都目黒区駒場4-3-33
Tel 03-3467-4527
京王井の頭線駒場東大前駅西口より徒歩7分

 

 



 

2013.02.04